カナダ市民権法、改訂へ 強化・現代化を目指して

by | Feb 10, 2014 | ニュース @ja | 0 comments

2014年2月6日 カナダ市民権移民大臣クリス・アレグザンダー氏が、市民権法に対する改正案Bill C-24を発表しました。これは1977年以来、初の改正案となります。

審査時間の短縮

審査過程を3段階から1つに集約することによって、2015年~2016年までには平均的な市民権申請の審査時間を1年以内に留められることが期待されています。また、現在未処理の申請件数に関しては、2015年~2016年には80%の軽減が見られる見込みです。なお、申請料の料金設定は正確なコストを反映するものに変更される予定です。

市民権の価値を重視

市民権取得に必要な最低居住期間中は、実際にカナダに在住することが必要となります。また、言語能力の証明および知識テストの合格といった条件が、より広範囲の対象者に適用されます。

市民権取得詐欺を撲滅

詐欺・詐称といった犯罪行為に対し、罰金最大100,000ドルまで、および/または懲役5年間と刑罰が厳しくなり、市民権申請却下の根拠の範疇に「海外の犯罪歴」が加わります。

概要

  • 市民権取得条件を満たしている永住者のうち、85%は市民権取得に成功しています。
  • 法律の改正により、市民権申請者は過去6年間のうち4年間はカナダに在住していることが条件となります。また、その6年間のうち4年は、各年につき合計183日カナダに滞在していなければなりません。
  • 申請料は現在の料金設定から、正確に実費を反映したものに変更されます。

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出典
http://www.cic.gc.ca/english/department/media/releases/2014/2014-02-06.asp