父母・祖父母移民プログラム再開―遅滞解消・家族の再会をより早く

by | Dec 26, 2013 | ニュース @ja | 0 comments

2013年12月18日 オタワ市 カナダ市民権移民省
2013年1月~6月の期間に、カナダ政府は家族移民クラス(Family Class)において通常の2倍の申請件数を受け入れ、45,000人もの申請者に永住権を交付しました。昨年2012年1月~6月と比較して40%の増加となります。

未処理申請件数の蓄積により、以前は審査時間が8年にも上るPGPプログラムでしたが、申請の受け入れを一時停止すると同時に、受け入れ件数を引き上げることによって、審査の遅滞は徐々に解消されている模様です。PGPプログラムは2014年1月2日に再開する予定です。改善されたプログラムは、審査条件を厳しくし、申請の受け入れ件数に上限を設定することによって審査時間を短縮し停滞を防ぐ予定です。

新しい申請書および手続の説明書は2013年12月31日より、ウェブサイトにて閲覧・ダウンロードが可能になります。

要約

  • 2011年、「家族再会推進計画」(Action Plan for Faster Family Reunification)の第1段階において、カナダ政府は積極的に未処理申請の削減と審査時間の短縮に努めました。この対策なしでは、2015年には未処理申請が25万件、審査時間が15年にまで延びる見込みでした。
  • 2013年1月~6月に家族移民(Family Class)で永住権が交付された45,000人の申請者のうち、およそ22,530人が配偶者・コモンロー、1,410人が扶養家族(子供)、20,700人が父母・祖父母およびそれらの扶養家族、360人のその他の親戚・養子が受け入れられました。
  • カナダに長期間滞在し、家族と暮らしたいという父母・祖父母の方には、Super Visaは以前と変わらず手続の早さ・簡単さにおいては非常に好ましい手段となっています。導入時から現在まで、28,000件ものSuper Visaが交付されており、審査通過の確率はおよそ85%です。現在では、毎月1,000件以上のSuper Visaが発行されており、市民権移民省(CIC)による対策の中でも最も利用されているプログラムの一つです。

市民権移民大臣クリス・アレグザンダーより一言

「年末年始の大事な時期を家族や親しい人と過ごすことの大切さを、カナダ政府は理解しております。皆さんがご家族の方々と一刻も早く再会できますよう、政府は尽力し移民システムの改善に努めております。これらの改善により、2012年~2013年には、過去10年において最大の5万人もの父母・祖父母の方をカナダに迎え入れる予定です。」

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原文
http://www.cic.gc.ca/english/department/media/releases/2013/2013-12-18.asp