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ハリーとメーガンがカナダに移民するには

連日イギリスの王室のニュースが報道されており、TORJAの読者の方でも気になっている方はいらっしゃるのではないかと思います。特に「ハリーとメーガンは英王室メンバーから離脱する」とエリザベス女王が明白に発表したことは、ショッキングなニュースでした。今後二人がイギリスとカナダを行ったり来たりして過ごすという発表にも驚かれた方は多いのではないかと思います。私事ですがこのニュースを知った時、二人がどのような方法で合法的にカナダに滞在するのか、ということについてとても興味を持ちました。今月号は二人のケースについて考えてみたいと思います。

■滞在することは可能であるか

これは一般的なことですのでご存知の方も多いかと思いますが、ビジターとしてカナダに滞在できるのは通常6ヶ月間です。イギリス国民は日本国民と同じくカナダに渡航する際、ビザを事前に申請することは不要です。従ってeTAを取得することでカナダに渡航することが可能です。もしハリーとメーガンがイギリスとカナダを行ったり来たりするのであれば、カナダの滞在を意図的に6ヶ月以内とし、eTAのみで滞在することも可能ということになります。また万が一6ヶ月を超えてカナダに滞在したい場合、カナダ移民局に延長申請をカナダ国内からすることも可能です。

但し上記はあくまでも短期滞在者としてのステータスとなります。Work Permitを取得せずしてカナダ国内で就労することが可能な職種もありますが、今後二人の活動がこれらの職種に該当するかは不明です。今後二人がカナダでも生計を立てていくとすれば、年単位の滞在も必要になるかもしれませんし、また滞在中にカナダで自由に就労できるということも大事な要素になるかもしれません。従って今後二人が移民申請をする可能性が全く無いとは言えません。

■個人移民申請は可能か

ハリーとメーガンが一般人と同じ方法にてカナダに移民申請をすることは可能かということですが、Express Entry申請で考えた場合の鍵は「ハリーとメーガン、どちらを主申請者(Principal Applicant)に指定するか」ということにあります。ハリーは大学卒ではないのに対し、メーガンはBachelor’s degreeを保持し、以前トロントにて女優として活動していた職歴があること、また6年間フランス語を勉強していたということなどを踏まえると主申請者とするべきとの意見が弁護士・公認移民コンサルタントの間で挙がっています。但し女優としての雇用状態(Payrollに入っていたのか、Self-employedであったのかなど)、このカナダでの就労がポイントに考慮されるかは不明です。またメーガンは38歳であるのに対し、ハリーは35歳ですのでメーガンの方がExpress Entryのポイントは15点低くなります。

Express Entryで470点程度の点数が得られない場合には、一般的に裕福な方々が好まれる、Business Immigration(起業など)のオプションもあると言えます。ハリーとメーガンはチャリティーワークなどの活動を行っていくと王やけに発表しているため、起業はオプションの一つと考えているかもしれません。